ヘロッピの前にジュリアがやってきた。そしてヘロッピは思い切って言ってみた。
「ジュリアこの前言うたけど考えてくれたか、俺ジュリアが好きやねんつきあってくれへんかご主人どうしも
中がええよってちょうどええがな」
「ヘロッピさん考えとくは、そんなに悪い犬でもなさそうやし」
「ほんまかええ返事まってるさかいにな」
ヘロッピはなんだか嬉しくなってきて吠えずにはいられなかった。
あまり吠えるので「やかましいのこのアホ!静かにせんかえ」とご主人に叱られてしまったのであった。
実はヘロッピのご主人ピエロのやっさんこと武田康夫もジュリアのご主人が好きなのであった。
彼女の名前は森垣アリスという名前で30さいぐらいであったがピエロのおっさんも詳しいことは分からないのであった
ヘロッピはジュリアに聞いてみた。
「ピエロのおっさんはジュリアのご主人が好きなようやで、ご主人はどう思ってるんかいな」
「まんざらでもないらしいわ、この前いい人やと行ってた見たい」というので
「ほんならうまいこといったら俺たちも一緒にくらせるがな、なんか夢見てる見たいやな」
と少しボケーとした表情になってきたのであった。
「まだ喜ぶのは早いのんと違う、私もご主人もまだ付き合うなんていってないわ」
と」言われてしまったがヘロッピには聞こえなかったのである。
そしてまた急に吠え出したので「やかましいの静かにしとけこのアホ」と言われてしまったが今のヘロッピには
まったく聞こえてないようである。
ヘロッピは嬉しくてたまらないようでジュリアの顔ばかり見ていたのである。
えろっぴは家に帰ってもボケーとしていた。今度の日曜日が待ちどうしくてたまらないようで、毎日がウキウキ
気分であった。
続く