わんルーム・・・名犬ヘロッピ物語・ヘロッピと子犬の3日間・・・11

ヘロッピが起きると子犬達はねていたのでヘロッピは怒るようにして起した。

「こら!おまえら起きんかえ 夕方にはおこんが帰ってきるねうど」といって怒鳴りつけた。

「おまえらなんかでけるようになったんか なんかやってみ みたるさかい」といった。

するとパウロとアリスはさんべん廻ってワンと反省のポーズをしだした。

パウロが「おとうちゃん うまいこと廻られへん」と言うとアリスも「頭にうまいこと手を載せられへん」と

いうのであった。

「そんなん難しいよってもっと簡単なお手とお座りやれいうてるやろ アホ!」と言っておこりだした。

「そやかてお座りなんかだれでもでけるがな 隣のリトルホンダでもでけるねんで」というので

ヘロッピは

「あのアホのホンダのガキでも出けるやつおもろないよってもっとむつかしいやつおしえたる」といってまた

むきになるのであった。

「おまえら これやれ」と言って 逆立ちをしてあるきだしたのである。

「おとうちゃん すごいなそんなんこの辺のいぬにはでけへんで」と二匹がいうのでヘロッピは

うれしくなってくるのであった。

「あたりまえや この辺のアホ犬にはだれもでけへん芸や こないだチンの綱吉にいうたった」

「このアホチン 食うこと意外なんの芸もないボケ犬」

「おとうちゃん 喧嘩売るのんやめてほうがええで」と子供たちに言われるのであった

「とにかく ホンダとこのアホガキにでけへんやつやれ!何でも教えたる」と言うのであった。

「今から逆立ちして歩くのんむりやで」

「やかましい とにかくこの辺のアホイヌにでけへんやつやれ」というのであった。

そしてやはり二匹はさんべん廻ってワンと反省のポーズをするのであった。

つづく