元プロ野球選手・清原和博（50）が、執行猶予中の思いを綴った『清原和博 告白』（文藝春秋）を刊行して話題になっている。清原以外にも、過去に告白本・暴露本を発売して注目を集めた芸能人は多い。
2017年に宗教団体・幸福の科学への出家を発表した、千眼美子こと清水富美加（23）も暴露本『全部、言っちゃうね。～本名・清水富美加、今日、出家しまする。～』（幸福の科学出版）を発売している。同書で、水着仕事への嫌悪感やロックバンド・KANA-BOONの飯田祐馬（28）との不倫を告白した清水。読者からは「本当に限界まで頑張ってたんだろうな、と切なくなる一冊」「メディアからは見えない彼女のナマの声がわかった気がする。宗教や信仰について考えるキッカケになった」など好評の声が。しかし一方で「幸福の科学のPR感が強い」「子どもの日記と思って読むなら良いかも」などの感想も寄せられていた。
今回は、話題になった告白本・暴露本を発表した有名人たちをご紹介しよう。
●X JAPAN・Toshl
現在スイーツ好きキャラとしてブレイクしているX JAPANのToshl（52）は、2014年に告白本『洗脳 地獄の12年からの生還』（講談社）を発表。同書には、タイトル通り12年にわたって続いたマインドコントロールについての詳細が赤裸々に綴られていた。
洗脳期間中に10億円以上の“コミット金”と呼ばれる上納金を払ってきたToshl。洗脳中は“化け物アゴ男”と呼ばれ、元妻から殴る蹴るの暴行を受けていたという。この告白本を読んだ読者からは、「本当にかわいそうで読んでいて泣きそうになった」「あまりに壮絶な話だったので休み休み読みました。トシの利権をハイエナのように貪る者たちの醜い争いが描かれています」といった声が上がっている。
●石原真理子
2006年に発売された、石原真理子（旧芸名：石原真理、石原真理絵／54）による自叙伝『ふぞろいな秘密』（双葉社）も大きな注目を集めた。石原は書籍の中で、明石家さんま（63）や郷ひろみ（62）、中井貴一（56）、吉川晃司（52）など9人の実名を伴って自身の恋愛遍歴を赤裸々に告白している。
芸能リポーターの故・梨元勝さんが「素晴らしい。彼女は我々の知る権利にちゃんと応えている」と評するなど大きな話題になった同書。しかし読者からは「あまりに話題なので買ってしまいました。暴露本ではありますが、騒ぎになる程のネタでもないですし、古い時代の話だな～という印象」「陳腐な作品です。文章も評価に値しません。暴露本として、有名人の私生活がほんの少し垣間見えるだけの作品」といった辛らつな感想が。実名を挙げられたタレントたちの多くは戸惑っている様子を見せつつ、肯定も否定もしなかった。
●ASKA
CHAGE and ASKAのASKA（60）は、2017年に『700番』（扶桑社）を発表。全3巻からなる同書には、2016年に公開された同名ブログの内容や強制入院から退院、2度目の逮捕から不起訴になるまでが綴られている。
また、「なぜ覚せい剤に手を染めたのか」「なぜお茶から覚せい剤が検出されたのか」などの真相も明かした『700番』。一読したASKAファンからは「知りたかったこと、聞きたかったこと、全てが分かった。嘘だらけの報道に揺れた自分が悔しいです」「単行本あまり読まない方なのに、今回は一気に読んでしまいました！ それぐらいスリリングで… ASKAさんはやっぱりさすがです！」「この本を読んで、あのニュース番組はもう絶対見ないと決めました」などの声が上がっていた。
（文＝ヤーコン大助）
