わんルーム!名犬ヘロッピ物語。その2(散歩)
土手の草むらでご主人が寝転んで言った。「ヘロッピええ天気やの、気持ええからお前も寝転べ」というので
しかたがないので寝転んだ。
するとちいさな犬を3匹連れた オバハンがやってきた。テリアが3匹であったが私を見るなり「気持いい天気でいいわ
ね」と言ってとうり過ぎようとすると、3匹のテリアの一番大きな雄が「不細工なやつやでこいつ、足は短いしアホな
顔しとる」と言って笑うと雌のテリアが、「犬は顔と違うわ心ですよ」と言いながら笑い出した。
すると一番ちいさな雄犬が「こいつおそらく彼女いてへんやろな」と言って3びきで笑い出したので腹がたったので
「やかましい!お前らもたんそくやないか」というと「不細工な雑種のくせにアホ!」と言って笑って走り出した。
「ヘロッピ公園いこか」とご主人が言うと嬉しくなって走りだした。
実は公園にいくとわたしの好きなタイプのペギニーズがいるのである。アイドルにでもしたいような2歳ぐらいの
かいらしい雌犬であった。
やはり彼女はいたので私は思いきって声をかけてみた。「ヘイ彼女可愛いな、俺とデートせえへんか」といってみ
た。
すると「気持悪いわね、ペギニーズの雑種と違うのんあんた、私は血統書つきなのよ一緒にせんといてアホ!」
と言われてしまったので「なんやお前も短足のくせにえらそうにいうなボケ!ブス!」といってしまったので
彼女のことはあきらめた。
すると今度はどこかの爺さんがベビーカーを押して孫の散歩をしているようであった。ご主人が「いい天気で
散歩にはいいですね」と声をかけたようであった。
爺さんもそうでんな「ええ天気で助かります」といいながらベビーカーをのぞきこん出るようなので私も
除いてみてびっくりした。
ベビーカーには人間でなくチワワが乗っていた。そても頭にはリボンをつけてヒラヒラの服まできていたので
私もご主人も笑いそうになった。
「お前歩かれへんのんか、犬のくせにベビーカーに乗って歩いたらどうや、アホちゃうか」と言うと
「あんたと一緒にせんといてんか、歩いたら足は汚れるし服も汚れるし、今日は暑いから日焼けするやないの」
と言うったので私は呆れてしまった。
「アホかお前犬がなんで日焼けするねん、それにお前靴はいとるやんけ、なんで犬が靴はいとるねん」というと
「あんたみたいな不細工な雑種と一緒にせんといてんか私は血統書つきなのよ」とこいつも血統書を自慢したので
「アホか同じ犬やないか血統書なんかかんけいないやろこのブスチワワ」といってやった。
「不細工な雑種のくせにアホ」と言ってベビーカーの中からほえていた。
「ヘロッピお前ちょっと静かにせんかえ小さな犬にはつよいのおまえ」とご主人に怒られてしまった。
続く