山へ入ってしばらくすると甲斐犬のポン助と紀州犬のたーやんが急に走りだした。
何かを見つけて追いかけだしたが、ヘロッピは何がなんだかわからないようすで後を追いかけたのであった。
ヘロッピは追いかけながら「何があったんや」とポン助に聞いてみたがポン助とやーやんはだまって走るだけなので
ヘロッピは腹がたってきたのであった。
「ポン助向こうやと」とたーやんに言っているのを聞いてヘロッピもそちらに回ったが訳がわからないのであった。
しばらく山を走っているとどうやら兎を追いかけているようであった、やっとわかったのでヘロッピも安心しておいかけて
いるようだがどこにいるのかさっぱりわからないのであった。
ポン助が「ヘロッピお前邪魔やからあっちにいっとけアホ」と言うとたーやんも「ヘロッピドアホ!獲物が逃げてしもた
やないか」と怒ってしまったのでヘロッピは腹がたってきたのである。
「やかましいは、ポン助やらたーやんやらあほな名前しやがってボケナス!漫才でもした方がええのんとちゃうか」
といって喧嘩をしだしたのであった。
「なにやらえらい吠えてるな、なんか捕まえたんかいの」と武田達は嬉しそうであるが、ヘロッピ達は喧嘩の
真っ最中であった。
しばらくしてポン助とたーやんが山から走って出てきた、そしてヘロッピが後から追いかけるようにして出たきた。
すると3匹がま喧嘩し始めた「このボケナス!アホナスあほな名前しやがって」と言ってヘロッピが吠えまくっている
のであった。そしてまたポン助とたーやんは逃げ出したが後からヘロッピは追いかけていったので「ヘロッピ
このドアホ!なにさらしとんねん!」と武田に叱られたのであった。「武田はんヘロッピはやくにたてへんがな」
と言われてので武田が連れて歩くことにしたのである。
ヘロッピの猟犬デビューは散々であった。
続く