ドイツ人の医者の霊がおりたおっさんの話

若いころブラジルの首都ブラジリアに住んでいました。

ブラジリアの近くの村にアントニオというおっさんが住んでいましたがこのアントニオ

は普段は大工や左官やといった仕事をしてどこにでもいる普通のおっさんですが

いつのころからかある症状出るようになりました それはあるドイツ人の医者の霊が

のりうつるようになり医術の心得もないのに近所の人の病気を治療したり手術まで

するようになりました。病院では治せない病気をなおしてくれると言って評判になりました

日系人の間でも評判になり治療にでかけましたが治療は自宅のソファーの上で手術する

といった具合で極めて不衛生です そのうちに私の知人の桜井さんのところでも治療

をするようになりました 桜井さんが良く彼のうちに通ていて親しくなり一週間に1っ

回ブラジリアの桜井さんの家で治療するようになりました   

アントニオはいつもドイツ人の医者がのり移ってるわけではなく治療を受けにきた人達

がいても普段道理の大工のおっさんで治療することはできないそうです 何かのひょうしで乗り移るそうでした.

ある時桜井さんの家で治療しているときアントニオがが「警察がくる」といって突然

慌てて桜井さんの家を飛び出してどこかにいってしまったそうで 皆びっくりしていると連邦警察の手入れがあったそうで桜井さんが連保警察に連行されていったそうです

それ以降おっさんはブラジリアには来なくなりその後アントニオがどうなったかだれも 知らないとのことです