ヘロッピは毎日が楽しくてならなかった。ジュリアと何をしてからは夢のような毎日である。
「はよ日曜日がけえへんjかいな」と一日ボーとしているのであった。
ある日の日曜日にご主人が珍しく朝早く起きてきたのでヘロッピは今日もジュリアに会えると思って嬉しくなって
また鏡の前で吠えだしたのであったが、
「ヘロッピあさはよからうるさいの、今日はちょっと出掛けるよって散歩なしや」と言って出掛けてしまったので
ヘロッピはがっかりしたようにまた鏡のまえで悲しげに吠のである。
そしてその日の夕方ご主人はアリスさんとジュリアを連れて帰ってきたのでヘロッピは驚いた様子でまた
かがみのまえで吠えるのであるがその声は嬉さではずんでいるように聞こえた。
そしてジュリアと1週間ぶりにあえた喜びでヘロッピは部屋中を走りだしたのである。
「ジュリア久しぶりや、会いたかったで」と言うと
ジュリアも「私も寂しかったは、ちょっと話しがあるねん」とジュリアは真剣な様子でいうのでヘロッピは
チョット心配になって聞いてみた。
「なんやどないしてん、ななんぞあったんか」と言うヘロッピも心配になってきた。
「私赤ちゃんができたみたいやねん」
「ほんまか嬉しいのおれも父親になるんか、夢みたいやで あのおっさんくさいポチでも父親やで」
「よろこんでくらうのん」というジュリアも嬉そうであった。
「あたりまえやがな 俺のこどもやで、おれに似てたら不細工なこやろな」といいながらまた鏡の前で吠える
ヘロッピであった。
「どうやら私のご主人とヘロッピのご主人と結婚するみたい」とジュリアは心配そうにいうのでヘロッピはなぜ
心配になるのかよくわからないようで
「なんで心配やねんええこっちゃないか、一緒にくらせるかもしれへんねんで」
「ご主人が結婚したら私たちのどっちかどっかに売られるのんと違うすてられたらどうしよう」
「そんなこと無いでピエロのおっさんもアリスさんもええひとやで ここで俺らも一緒に暮らせるで」
といってみたがヘロッピも少し心配になってきた。
そして何日かたった日ジュリアは3匹の子供を生んだのである、一匹は雄でヘロッピそっくりであとの2匹は
雌でジュリアそっくりであった。
そしてジュリアのご主人のアリスとヘロピのご主人のピエロのやっさんこと武田康夫は結婚したのである。
ジュリアと3匹の子犬を連れてアリスさんはヘロピのご主人のマンションにやってきた。
「やっぱり俺の言うたとうりやろ 一緒に」暮らせて良かったな」とヘロッピは嬉そうにいってまた鏡の前で吠える
のであった。今度が5匹で一緒に鏡の前で吠えるのでうるさいのでピエロのおっさんにいつも叱られるのヘロッピで
あった。
ヘロピはジュリアと仲良く一生暮らしたのであります。
終わり